さくらのクラウドでディスクを追加、サーバ(CentOS 5.7)に接続、マウントして使えるようにした。
ディスクの追加
まず、さくらのクラウドのコントロールパネルで、ディスクを追加して、サーバに接続しておく。
パーティションの作成
# fdisk -l Disk /dev/hda: 21.4 GB, 21474836480 bytes 255 heads, 63 sectors/track, 2610 cylinders Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes デバイス Boot Start End Blocks Id System /dev/hda1 * 1 13 104391 83 Linux /dev/hda2 14 2355 18812115 83 Linux /dev/hda3 2356 2610 2048287+ 82 Linux swap / Solaris Disk /dev/hdb: 21.4 GB, 21474836480 bytes 255 heads, 63 sectors/track, 2610 cylinders Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes ディスク /dev/hdb は正常な領域テーブルを含んでいません
/dev/hdb が追加されているのが分かる。
fdiskの引数に追加したディスクのデバイスファイルのパス(/dev/hdb)を指定して実行。
# fdisk /dev/hdb デバイスは正常な DOS 領域テーブルも、Sun, SGI や OSF ディスクラベルも 含んでいません 新たに DOS ディスクラベルを作成します。あなたが書き込みを決定するまで、変更は メモリ内だけに残します。その後はもちろん以前の内容は修復不可能になります。 このディスクのシリンダ数は 2610 に設定されています。 間違いではないのですが、1024 を超えているため、以下の場合 に問題を生じうる事を確認しましょう: 1) ブート時に実行するソフトウェア (例. バージョンが古い LILO) 2) 別の OS のブートやパーティション作成ソフト (例. DOS FDISK, OS/2 FDISK) 警告: 領域テーブル 4 の不正なフラグ 0x0000 は w(書き込み)によって 正常になります コマンド (m でヘルプ):
この警告は気にする必要はない。
続いてパーティションを作成する。
まず p コマンドで現在設定されているパーティションを確認。
コマンド (m でヘルプ): p Disk /dev/hdb: 21.4 GB, 21474836480 bytes 255 heads, 63 sectors/track, 2610 cylinders Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes デバイス Boot Start End Blocks Id System
パーティションはまだない。
n コマンドでパーティションを作成する。
基本領域を作成するので、コマンドアクションは「p」を指定。
領域番号は「1」を指定。
最初シリンダと終了シリンダはデフォルトでOK。
コマンド (m でヘルプ): n コマンドアクション e 拡張 p 基本領域 (1-4) p 領域番号 (1-4): 1 最初 シリンダ (1-2610, default 1): Using default value 1 終点 シリンダ または +サイズ または +サイズM または +サイズK (1-2610, default 2610): Using default value 2610
p コマンドでパーティションを確認。
コマンド (m でヘルプ): p Disk /dev/hdb: 21.4 GB, 21474836480 bytes 255 heads, 63 sectors/track, 2610 cylinders Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes デバイス Boot Start End Blocks Id System /dev/hdb1 1 2610 20964793+ 83 Linux
w コマンドで書き込む。
コマンド (m でヘルプ): w 領域テーブルは交換されました! ioctl() を呼び出して領域テーブルを再読込みします。 警告: 領域テーブルの再読込みがエラー 16 で失敗しました: デバイスもしくはリソースがビジー状態です。 カーネルはまだ古いテーブルを使っています。 新しいテーブルは次回リブート時に使えるようになるでしょう。 ディスクを同期させます。
警告が出たので、ここでいったんリブートした。
パーティションをフォーマットする
# mkfs -t ext3 /dev/hdb1 mke2fs 1.39 (29-May-2006) Filesystem label= OS type: Linux Block size=4096 (log=2) Fragment size=4096 (log=2) 2621440 inodes, 5241198 blocks 262059 blocks (5.00%) reserved for the super user First data block=0 Maximum filesystem blocks=4294967296 160 block groups 32768 blocks per group, 32768 fragments per group 16384 inodes per group Superblock backups stored on blocks: 32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208, 4096000 Writing inode tables: done Creating journal (32768 blocks): done Writing superblocks and filesystem accounting information: done This filesystem will be automatically checked every 21 mounts or 180 days, whichever comes first. Use tune2fs -c or -i to override.
必要に応じて、tune2fsでfsckのタイミングを設定する。
tune2fs
マウント
マウントポイントを作成する。
# mkdir /backup
マウントを実行。
# mount /dev/hdb1 /backup
正しくマウントされているかを確認。
# mount /dev/hda2 on / type ext3 (rw) proc on /proc type proc (rw) sysfs on /sys type sysfs (rw) devpts on /dev/pts type devpts (rw,gid=5,mode=620) /dev/hda1 on /boot type ext3 (rw) tmpfs on /dev/shm type tmpfs (rw) none on /proc/sys/fs/binfmt_misc type binfmt_misc (rw) /dev/hdb1 on /backup type ext3 (rw)
システム起動時に自動マウントするようにするため、/etc/fstabに以下を追加する。
/dev/hdb1 /backup ext3 defaults 1 2
※万一、fstabの記述にミスがあった場合、ブートできなくなってしまう。
その場合は、コントロールパネルのコンソールでメンテナンスモードに入り、fstabを修正して、リブートする。
手順は以下を参照。
/etc/fstabの記述ミスで起動できなくなった場合
参考:
memomemo : さくらのクラウド ディスクの追加 on CentOS5